
その難解な文章によってセンター試験国語の平均点を大幅にダウンさせ物議をかもした近代日本の代表的な批評家小林秀雄信者的な読者は彼の達意の文章を礼讃しついていけない反発者はその論理の迷宮ぶりにさじを投げる非常に興味をひかれるのだがしかしいかんせん手を出しにくいこの大作家の哲学を極めて明晰な論理を備えた著者が実に魅力的に語ってみせたのが本書である小林秀雄の没後から年かなり多くの読者に開かれた入門書がここに登場したといえるのではないか この本に書いてある小林秀雄の人間関係についての記述は 白洲正子のいまなぜ青山二郎なのかと高見澤潤子の兄 小林秀雄兄 小林秀雄との会話が元ネタである孫引きして何がしたいのかわからない
最新刊実践哲学ディベートNHK出版新書は哲学ディベートNHKブックスの続編に相当します舞台は同じ大学の研究室で教授と人の学生がセミナーで話している光景とくに本書が焦点を当てているのは実際に誰もが遭遇する可能性のある多彩な人生の選択です第章出生前診断と反出生主義第章英語教育と英語公用語論第章美容整形とルッキズム第章自動運転とAI倫理第章異種移植とロボット化について各章が現実的問題と哲学的問題のつのセクションに分けられて哲学ディベートが進行します章末には一緒に考えてみようという課題もありますNHK文化センター講座哲学ディベートを楽しもう自分自身を知るためにでもリアルな哲学ディベートを楽しむことができますからぜひご参加いただけたら幸い
世紀論争史は世紀に生じた多種多彩な論争について教授と助手がコーヒーを飲みながら研究室で対話する形式で進行します人類史上過去と比べて世紀の思想が大きく変遷したのはコンピュータや遺伝子操作などの科学技術が飛躍的に発展した結果そもそも人間とは何か知性とは何か存在とは何かといった従来は哲学の対象とされてきた問題が科学哲学の対象になった点にあります本書の目的はもはや科学を視野に入れない哲学も哲学を視野に入れない科学も成立しないという観点から改めて世紀を代表する知の巨人たちが繰り広げた原点の論争を振り返り科学と哲学の融合のイメージを味わっていただくことにあります全章ページという新書はこれまでに私が上梓してきた中でも最も分厚い作品ですがどなたにもわかりやすくスムーズに読んでいただけるようにユーモラスで知的な対話を心掛けたつもりですお楽しみいただけたら幸い
フォンノイマンの哲学は世紀を代表する天才のなかでもひときわ光彩を放っているジョンフォンノイマンの生涯と思想つまり人生哲学に焦点を当てましたノイマンはわずか年あまりの短い生涯の間に論理学数学物理学化学計算機科学情報工学生物学気象学経済学心理学社会学政治学に関する編の論文を発表しました天才だけが集まるプリンストン高等研究所の教授陣のなかでもさらに桁違いの超人的な能力を発揮したノイマンは人間のフリをした悪魔と呼ばれましたコンピュータの父として知られる一方で原子爆弾を開発するマンハッタン計画の科学者集団の中心的指導者でもありゲーム理論と天気予報の生みの親でもありますどのページにも驚愕の事実があると思います
自己分析論はこれまでに大学生や卒業生から相談を受けてきた自己分析について就職活動人間関係人生哲学のつの視点からアプローチしたのが特徴自己分析についてのノウハウ本やワークブックは世に溢れていますが本書のようにつの異なる分野に深く踏み込んで読者をサポートする書籍は他に類を見ないものと自負しています就活生は必読であり転職が頭に浮かんだりいかに生きるべきか悩んでいる読者にもぜひ読んでいただきたいと思います
青山学院大学お茶の水女子大学國學院大學城西国際大学上智大学多摩大学テンプル大学東京大学東京医療保健大学東京女子大学日本大学放送大学山梨医科大学立教大学で多種多彩な私の担当科目を受講し相談に来たりあるいは情報を教えてくれた大学生と大学院生諸君に深く感謝しますかつての受講生諸君気が向いたらTwitter ShoichiroT で話しかけてみてくださいそれにnotelogicianもよろしく
愛の論理学は愛とは何かという問いに対して宗教学文化人類学芸術学心理学社会学医学哲学的アプローチから迫った内容引退した大学教授が教え子の経営するバーに行って大学生のアルバイトと愛について語り合う構成なので読者にも気楽に会話に加わってもらえたらと思います海外で活躍する多彩な日本人が登場世界各地のグルメと酒の話も出てくるのでその背景もお楽しみいただけたら幸い
反オカルト論は週刊新潮の連載に加筆修正を行った内容帯にSTAP事件は現代のオカルトとあるようにSTAP事件を徹底的に総括しましたフォックス事件の真相やコナンドイルがスピリチュアリズムに騙された理由さらに霊感セミナーや江戸しぐさなど現代も生き続けるトンデモを科学的思考でめった斬りにしたつもりですこちらもお楽しみください
國學院大學教授専門は論理学科学哲学情報文化研究所所長JAPAN SKEPTICS副会長趣味はJazzとWine将棋四段皆様よろしく
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