Acquire Today ちくま日本文学004 尾崎翠 (ちくま文庫) Brought To You By 尾崎 翠 Readily Available As Digital Paper
on ちくま日本文学004 尾崎翠 (ちくま文庫)
尾崎 翠 ファンタジーありユーモアあり西洋風のものもあれば和風のものもあり陰も陽もあり作者が書き続けられなかったことで量は少ないがその分一冊の密度が高いとも言えよう 作品というのは感動とは別の面で価値が決まってしまうことも多々あるまあ自分が心底惚れられる作品を見つけることが大事なのだ 〇 どうでも良いようなことばかり書いてあって文章はひどく風変わりでしかも書かれたのは百年も前のものだからこれは読むに値しないと結論づけてはみるのだが何とも気になって捨てがたいそんな困った作品たちがここにある 透明なエロティシズムで読者を誘惑する 解説:矢川澄子 二人の翠をめぐって
目次 こおろぎ嬢/地下室アントンの一夜/歩行/第七官界彷徨/山村氏の鼻/詩人の靴/新嫉妬価値/途上にて/アップルパイの午後/花束/初恋/無風帯から/杖と帽子の偏執者/匂い/捧ぐる言葉/詩神々に捧ぐる詩.